設計業務のご案内
設計ポリシー
デザインとはそこに流れる空気のようなものを受け止め、掬い上げる行為ではないかと思います。 人の流れを考え,行為のぼんやりとした輪郭を整える。敷地が持つ空気感やクライアントの言葉の行間を読み、空間のあるべき方向性を五感で受け止めるところから我々の仕事ははじまります。
我々の仕事はいわゆる「間取りをつくる」ことではありません。また単にシンプルにデザインするということとも異なります。すべてが溶け合い、調和した秩序や道筋をそこにつくりたい。クライアントからはずっと前から住んでいたような感覚を覚えると言われることがありますが、それが我々にとっては最高の褒め言葉なのかもしれません。
プロフィール
建築家・一級建築士
島袋 修治|SHUJI SHIMABUKURO
好きなこと:気の合う仲間と酒を飲む 旅行 テレビ
苦手なこと:団体行動 派手なこと 形式的なこと
特技:野球 スキー
略歴はスタッフ紹介参照
住宅 新築,およびリフォーム
設計だけでなく、業者選定から見積もりのチェック、工事監理からインテリアのご相談まで責任を持って一貫して行います。また、当社はオープンシステムによる分離発注業務にも力を注いでおり、デザインからリアルなコスト管理や現場監理も豊富な経験を有しております。一生に一度の家づくりを専門家の立場から終始サポートしてゆきます。
集合住宅 新築,およびリフォーム
敷地の立地状況などから,想定される入居者層やライフスタイルなど適切なコンセプトを設定し、ヒューマンスケールの集合住宅をご提案いたします。 法規制のチェックやボリュームなども同時に算定いたします。
店舗 インテリア,およびトータルプロデュース
集客させるためのデザインや仕掛け,グラフィックに至るまでトータルにご提案いたします。オーナーさんと2人3脚で細部までこだわり、神経の行き届いた心地よい空間となるよう心がけています。
その他
上記は我々の得意とするところですが、それだけに特化しているわけではありません。設計の基本姿勢は常に同じですから、ご相談いただければあらゆる建築についても検討いたします。
申請業務の例
- 建築確認申請 長期優良住宅申請 設計性能評価申請
- 各種申請に必要な計算等
壁量計算(令46条)、N値計算(平12建告14660号)、換気計算(法28条の2)、耐震等級計算
省エネ等級計算、Q値(熱損失係数)、μ値(日射遮蔽係数)、気密測定(実測)
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設計監理業務とは(概要) (一般的に設計業務とは「設計監理業務」を簡略した言い方です。)
- 設計業務
建築基準法、都市計画法などの様々な法律に照らし合わせながら、クライアントの要望や建設地の特徴を生かして工事見積が出来る図面一式などを描く作業(設計ポリシーに沿って)を行う事。 - 監理業務
工事を依頼した工務店の現場が、設計作業で表現した図面や模型通りに出来上がっているか、構造上、意匠上問題がないか、手抜き工事がないかをお客様に代わって確認する事。 - オープンシステムによる設計監理業務(分離発注)
設計業務に関しては上記と同じ。上記の監理業務に分離発注による業務が加わる。分離発注による業務とは、専門業者(20数者)の選定、工程管理、品質管理、支払いの確認などを言い、オフィス21がそれらの業務のマネジメントを行うため、関係者への意思の伝達・決定が確実である。また、上記の監理業務と重なる部分があるため経済的である。
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新築木造住宅の場合
当事務所では、施工面積から算定する方式を取っています。
そして、オープンシステム(OS)による分離発注方式の設計監理業務と区別するために、OS設計監理業務と、通常の設計監理業務に分けて説明します。
①設計監理業務 50万円+延べ床面積(㎡)×1.5万円 |
但し、ロフト、バルコニー、吹抜け、縁側(デッキ)、等は施工面積の1/2を延べ床面積に合算します。(半額ということです)
また、①には確認申請料金は含まれていますが、都市計画法による許認可業務、フラット35、長期優良住宅などの申請業務が必要な場合は別途請求致します。
他の設計事務所では、設計事務所の設計監理料は「工事費の10%」などのように工事費から算定する方式をとっているところがありますが、その方式では設計は同じなのに、選ばれる設備機器や建材のグレードなどにより、設計料が変わるのも少し適切でないように思いますので、当事務所では新築の場合は面積から算定する方式を採用しています。
リフォームの場合
リフォームと一言で言ってもTV番組「ビフォーアフター」の様な大改造もあれば、キッチンの入れ替えやクロスの貼り替えだけのような簡易なリフォームもありますので、一概には言えません。施工費の(税抜き)の20%~の料金で内容に応じてご相談させていただきます。(リフォームの場合は面積ではなく工事の内容により設計監理料を算出することになります。)
集合住宅、店舗などの場合
規模の大小、構造の種類及び演出の度合いなどの要求によって設計監理料は変動しますので、話し合いの上金額を算出することになります。
※その他
規模や予算が極端に小さい場合や大きい場合などは、ケースバイケースにてご相談に乗っています。また、お客様の要求の度合いや、遠方への仕事の依頼の場合など追加費用をいただく場合もありますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
ー設計業務の流れー
【A】トライアル
トライアルとは、お互いの相性を確認するための時間と作業です。ラフプランを一案無料で提案します。
1.無料相談。電話・メール等で、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
後日、ご都合の宜しい時に事務所にてご相談の内容をお聞かせ頂き、事例等を参考に弊社の仕事の取り組み方もご説明いたしま
す。
2.オープンシステム・施主直営・分離発注など分かりにくい仕事の内容をより詳しくお施主さまに説明いたします。
3.無料ラフプラン作成のために設計ヒアリングシートで、家づくりに関する家族の思いや希望事項を記入してもらいます。
その際、敷地図が描ける資料またはデータがほしくなります。
4.現地視察、OB客お宅見学会(先方の都合により見学ができないこともあります。)
5.プラン提出打ち合わせ。また、ご要望に応じた資金計画をたてます。建物本体の他に外構や植栽、造成、擁壁などの付帯工事及び
その他の諸費用を概算にてご提示致します。
(提出物:配置図、ラフ平面図、ラフ立面図、資金計画)
ここまでが無料となります。
【B】設計業務
設計業務からは、弊社とお施主さまとの間で設計監理業務委託契約を結ばせて頂きます。
契約時、着手金として、30万円をいただきます。
これから、トライアルプランを元に再度打ち合わせを重ねて行き、基本設計、実施設計を完成させます。
尚、床面積等に変動が生じ、契約金額を変更する場合は、基本設計完了時に修正し再契約をいたします。
< 基本設計 >
1.第一段階
ラフプラン提案を元にあらゆる角度から再検討し、再提案します。
設計図書:平面図・立面図(各1/100) ・資金計画/概算見積の作成
2.第二段階
確定した基本計画図面(1/100)をもとに 1/50の平面詳細図・矩計図の作成を行い、実施設計前の要点をおさえます。
環境に対するエコ・構造についても検討します。
設計図書:平面詳細図・矩計図(1/50) ・構造検討図 ・エコ検討資料
資金計画:ご要望に応じた、資金計画をたてます。
資金計画の内容は
・建築本体工事費用(建築・電気・給排水衛生・空調等)
・付帯工事費用(外構・植栽・ヨウ壁・造成等)
・設計業務費・監理業務費・OS業務費
・事務諸費用(役所申請・印紙・登記・保険等)
・その他(カーテン・地鎮祭・上棟式費用等)を、概算にてご提示致します。
※ここで、一括請負か分離発注かを決定します。
< 実施設計 >
基本設計をもとに、実際に工事を行う為の図面を作成していきます。
お施主様とも1週間~2週間に1回ごとに打合せを行い、図面の確認をしていきます。
意匠性・使い勝手・耐久性・施工の確実性を考慮し、各部詳細も検討し、構造計算も同時に進めていきます。
ー実施設計図書ー (木造の場合)
特記仕様書、見積内訳書、配置・求積図、平面詳細図、立面図、矩計図、展開図又はパース、
天井伏図、木製建具表、金属製建具表、家具図、給排水設備図、衛生器具表、電気設備図、
照明器具表、電気器具表、換気計画図、換気計算表、部分詳細図、壁量計算書、
偏芯率計算書、床倍率計算書、接合部計算書、基礎構造計算書、梁成算定計算書、梁伏図他
【C】工事見積と施工者の決定(OS業務)
それぞれの工事について複数の専門工事会社に見積を依頼します。
内容の検討・適正な価格であるかの確認等の後、工事会社を選定します。
【D】オープンシステム(OS)業務契約(OS業務)
OS業務を元に施主直営・分離発注方式で業務を進めて、工事見積金額と施工業者が決定した時点で弊社とお施主さまとの間で
OS業務契約を結びます。
【E】確認申請(申請業務)
提出された設計図書によって、建築確認が行われます。
(確認後の変更は、場合によって再確認が必要になり費用が発生する場合があります)
※地域・構造によって、その他にも申請が必要となり時間を頂く場合があります。
【F】各種保険の申請(OS業務)
オープンシステム建物登録(補償制度)、住宅かし保険 など工事中及び引き渡し後の保険の申請をします。
【G】工事契約(OS業務)
各種工事会社との契約を交わします。
契約に必要な書類や事務手続きは弊社が代行します。
【H】発 注(OS業務)
各種工事の発注を行います。
【 I 】着 工
ー監理業務の流れー
設計事務所が一般的に行う工事監理のことです。
1~2週間毎に現場に行き、以下の監理を行います。
【A】設計意図の伝達
実施図面の内容・表現が難しいイメージの伝達を行います。
また、お施主様と決定した意匠の伝達を行います。
工務店の質疑応答 にも対応します。
【B】請負契約に関する助言
見積先の工務店の選定を行います。
また、提出された見積書の内容を確認し、価格が適切かを確認します。
【C】施工計画に関する助言
工務店の作成した施工計画書が施工上、適切か確認します。
【D】施工図の承認
工務店の作成した施工図が、意匠性・使い勝手・耐久性・施工の確実性を考慮し適切か確認します。
【E】工事の確認・検査立ち合い
工務店の自主検査後、瑕疵保険・建築確認でも必要な主要部分の確認・検査します。
ーオープンシステム業務の流れー
施主直営・分離発注方式で施工する方法で、各工事を”専門工事会社”へ直接に工事を依頼する方法です。 一括請負方式に対し分離発注方式ともいいます。 工事中はほとんど毎日のように現場に行き、建主さんの代行として、発注マネジメント・施工監修を行います。お施主様と職人さんと直接話し合いますので、意図の伝達が確実です。
【A】発注マネジメント
・設計意図の伝達
各専門工事業者と打合せをし、設計意図の伝達後見積を依頼します。
・施工業者の推薦
過去事例をもとに、信頼のある業者を推薦します。
複数者に見積を依頼することによって、適正価格の確認を行います。
・入札(相見積もり)マネジメント
提出された見積書の内容を確認し、適正価格かを判断します。
また、予算に合わせるための見積調整を行います。
・請負契約マネジメント
各専門工事会社との契約に必要な書類・事務手続きを行います。
【B】施工監修
・工事監理業務
一括請負の監理業務と同等の内容で進行します。
・ コストマネジメント
発注・請求書の確認を行いながら、工事全体のコストコントロールを行います。
・施工品質マネジメント
施工の品質が保たれているか、確認します。主要部での検査は、事務所全体・お施主様と行います。
・スケジュールマネジメント
工期の監理を行います。業者間の日程調整を行いながら、工事を円滑に進めていきます。
・施工プロセスマネジメント
意匠性・使い勝手・耐久性・施工の確実性を考慮し、各部詳細を検討します。
各専門工事会社との施工確認も同時に行います。
・安全衛生マネジメント
工事全体が安全に進むように、監理します。